
新学期の「行き渋り」とは?
新学期が始まり、
「行きたくない…」
その一言に、
胸がぎゅっと締めつけられる朝があります。
冬休みが明けて、
久しぶりに戻る学校や保育園のリズム。
生活リズムの変化、寒さ、疲れのたまりやすさ、
そして「また始まる日常」への緊張。
大人が思う以上に___。
子どもたちの心と身体は、
静かに負荷を抱えています。
“行き渋り”は、「甘え」でも「わがまま」でもなく、
「もう少し休みたいよ」という心と身体からのサイン。
今回は、
・行き渋りとは何か
・休ませることの意味
・欠席する日の過ごし方
・親がそばにいられる場合と、いられない場合の工夫を
はるごんがお世話になっている
“発達障がい外来”医師の教えと併せて、
わが家の実体験を交えながら、そっとお伝えします。
行き渋りとは?__小学生にも、保育園児にも起こる心の揺れ
行き渋りとは、
学校や保育園へ行く時間が近づくと__。
不安や緊張が強くなり、体調不良や涙。
“拒否”として表れる状態のこと。
「行き渋り 小学生」
「行き渋り 保育園」
上記ワードの検索数が多い事実から、
いつ・誰にでも起こり得ることなのです。
特に新学期など環境が変わるこの時期には、
いつも以上に起こりやすことなのかもしれません。
「行き渋り」それは決して本人の「弱さ」などではなく、
環境に一生懸命適応しようと
がんばっている”証”でもあります。
休むことは逃げじゃない___子どもにも“有給休暇”を

大人の社会には「有給休暇」があります。
疲れたら休んでいい。
心がしんどいときは、立ち止まっていい。
それと同じように、
子どもにも「休む権利」があっていいはず。
今日は学校を休む。
それは“サボり”ではなく、
心と身体のメンテナンスのために
「子どもの有休消化日」___。
「今日は有休だね」
そう声をかけてもらえるだけで、
子どもの心はずっと軽くなります。
医師が伝える「欠席日の環境づくり」
はるごんが長らくお世話になっている、
“発達障がい外来”医師に先日、相談してきました。
その時に受けた先生のアドバイスをご紹介しますね。

身体や心を休めるための欠席はOK。
ただし、快適すぎる環境は用意しなくていい。
ゲームやYouTubeは、いつものルールの範囲で。
欠席日を“特別なご褒美の日”にしないことが大切。
快適すぎる環境が、行き渋りを長引かせることも
一日中ゲーム。
ずっとYouTube。
ずっとAmazonプライム。
好きな時間に起きて、好きなことだけの時間。
それが続くと、
「家のほうが楽」「行かない方がいい」
という気持ちがさらに強まり、
行き渋りが慢性化することもあるそうです。
だから必要なのは、
“楽しい環境”ではなく
“休める環境”。
安心で、安全で、
でも特別すぎない。
「いつもの延長線上」の一日を過ごしましょう。
「休む」を意識した欠席日の過ごし方
保護者がそばにいられる場合
・いつもと同じ時間に起きる
・一緒に朝ごはんを食べる
・少し横になる
・絵本や本を読む
・外の空気を吸う
・ゲームや動画は普段通りのルール通りに
「今日は休む日だよ」
「何もしなくていい日だよ」
そう伝えながら、
静かに心を緩める一日を過ごします。
保護者が不在の場合(共働きなど)
我が家は、まさにこのケースでした。
実際の想いは、こちらのX投稿にも残しています。
いま思えば、「行き渋り」予兆は
これまでにも多々ありました。
どうにかこうにか…。
時には、優しく
時には、叱咤激励しながら
時には…。ご褒美作戦で誘導しながら
あの手、この手でなんとか回避してきましたが__。
ある朝、決定的な「学校行きたくない」宣言。
それなりに心の準備はしていたつもりでしたが、
子どもをひとりで留守番させるかどうかは…。
正直、かなり迷いました。
それこそ、自身が「有給」を使用し
子供と一緒に過ごす選択もありましたが、
医師のアドバイスを信じ!
いつも通り、母は出勤の選択をしました。
特別なことはしませんでしたが、
その日、娘のために急いでお弁当を作りました。
「お昼にこれ食べてね」
「お母さんと同じお弁当の中身だよ」
それは、
「ひとりで頑張らせる」ためではなく、
「ひとりじゃないよ」と伝えるためのお弁当。
終日不在でも、
“心”はそばで感じてもらえたはず。
出勤後___職場の休憩時間を利用して、
何度も自宅へ連絡を入れました。
泣いて寂しがっていないか不安でしたが、
終始ニコニコ声で近況報告をしてくれるはるごん。
成長した姿に嬉しさもありつつ、
ママ不在に寂しさを感じていない事実に…。
寂しい気持ちも…。
行き渋り対応で大切にしたいこと
・責めない
・急がせない
・比べない
「みんな行ってるよ」
「いつまで休むの?」
そんな言葉より、
「今は休む時なんだね」
「ちゃんと戻れる力があるよ」
そう信じてあげることが、
何より親子それぞれの”支え”になります。
行き渋りは、立ち止まる力
行き渋りは、
立ち止まってしまった証ではなく、
「もう一度、歩くために休んでいる」サイン。
子どもに“有休”を。
心と身体に、回復の時間を。
そして保護者である私たち自身も、
「ちゃんとしなきゃ」を少し緩めて、
一緒に深呼吸していきましょう。

初めての”ひとりお留守番”を無事に成功させたはるごん。
行き渋りの継続を懸念しておりましたが…。
お留守番の成功が、本人のさまざまな
“自信”につながった様子。
辛くなったら、
「またいつでも、今日のように休める_。」と
心の余裕にも影響した様で、
次の日から普通に登校することができました。
終わりに
うまく行かない朝が続くと…。
親だって不安になるし、焦ります。
「このままで大丈夫かな…」と心配になりますよね。
でも、子どもはちゃんと自分のペースで、
回復する力を持っています。
今はまだ__。
学校の教室へ踏み出せる勇気が出なくても、
心が整えば、また一歩を踏み出す日がきっと訪れます。
その日まで、
無理に引っ張らなくていい。
急がせなくていい。
比べなくていい。
「今日は休もうか」
そう言ってもらえた記憶は、
きっとこの先もずっと、子どもの心の支えになります。
ゆっくりな歩幅でも大丈夫。
止まりながら。
休みながら。
一緒に進んでいきましょう。



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