・小学生女子の「仲間外れ」は、どんな風に始まるのか
・女子グループが“3人→4人”になった時に起きた変化
・「ハブられてる」と娘が気づいた瞬間
・親の励ましが、逆に傷つけてしまった話
・それでも最終的に、親子で決めたこと
「いじめ」というほど大きな事件ではない。
でも確実に、
娘の居場所が少しずつ消えていく。
そんな瞬間を、
私は目の前で見てしまいました。
「仲良し3人組」が崩れたのは、新しい女の子が入ってきた頃だった
娘には、
小学校1年生の頃からずっと仲良しの、ふたりの組がいました。
休み時間も。
下校も。
学童クラブも。
いつも3人、一緒。
保護者としても、
なんとなく安心していました。
ですが__。
新年度になり、
そこへ新しい同学年の女の子が入ってきました。
最初は、
そこまで気にしていませんでした。
女の子同士ですし、
人数が増えることなんて普通のこと。
でも…。
少しずつ、
違和感が増えていきます。
最近、
これまで頻繁に出ていた2人の名前が出てこない。
代わりに、
これまで関わりを持たなかった__。
新しい女の子の名前が増えていく。
さらに、
学童クラブでの過ごし方も変わりました。
「今日はずっと読書してた」
これまで聞いたことのない言葉。
娘は本が好きなタイプではありません。
なんとなく…。
“居場所がなくなってきたんだろうな”
母親として、
そんな空気を感じ始めました。
女子は、“嫌い”を言葉にしない
後から振り返ってみると、
娘を含めた4人の関係は最初から少し…。
歪(いびつ)だったのだと思います。
新しく入ってきた女の子は、
娘のことをあまり好んでいない様子。
そして娘も、
その子が少し苦手。
いわゆる、
「ウマが合わない」。
でも女子って、
それをハッキリ言葉にはしないんですよね。
喧嘩ではなく、
空気で距離を作る。
気づけば、
娘以外の3人で過ごす時間が増えていきました。
4人になると__。
誰か1人が、
少しずつ浮きやすくなる。
女子グループ特有の、
あの空気__。
静かに始まっていたのでしょうね。
4人グループに見える。
けれど、確実に__。
ひとりだけ”空気の温度感”が違う。
ひとりだけ”笑い方”が、少し違う。
小学生女子の人間関係って…。
想像していた以上に複雑です。
高学年になると、
この“空気”は学校の外にも続いていきます。
LINEグループ。
既読無視。
スマホの中の女子社会__。
「親の知らない娘」が始まった話は、
こちらに書いています。
「私、ハブられてるんだ」と娘が呟いた夜

最初の頃、
娘はずっと強がっていました。
「別に平気」
「他の子と遊ぶし」
そう言いながら、
なんとか”自分”を保っていたのだと思います。
けれど__。
仲間外れは、
一度きりでは終わりませんでした。
継続的に、
少しずつ。
そして、いつのまにか…。
娘以外の“新しい3人組”が完成していました。
そしてある日。
娘が、
ぽつりとつぶやきました。
「最近よく、仲間はずれにされる」
「私、ハブられてるんだ」
その瞬間__。
心がぎゅっと苦しくなり、痛みで息ができなくなりました。
思わず、
娘を抱きしめて…。
一緒に泣きました。
“ハブられる”
その意味を、
まだ小学生の娘が「体感」として理解してしまったことが…。
ただただ、
辛かったです。

子どものことで、
ママの心まで削れてしまう日があります。
そんな時、
“自分を整える”ことについて書いた記事はこちらです。
「一緒に遊ぼう!」は、解決にならなかった
母親として、
何かできることはないだろうか__。
娘が、
毎日のように傷ついて帰ってくる姿を見るのが苦しくて…。
だから私は、
娘に提案しました。
「一緒に遊ぼうって声かけてみたら?」
今思うと。
あの時の私は…。
“なんとか元に戻したい”
気持ちで必死でした。
娘を傷つけたくない。
でも、
どう助ければいいのかも分からなかった。
娘は、
ちゃんと実践しました。
勇気を出して。
でも結果は…。
惨敗でした。
しかも返ってきたのは、
「私たちじゃなくて、他の子と遊んだら?」
という、
かなりハッキリした拒絶。
娘はもちろん、
私もかなりショックでした。
それならば!!!
学校や学童クラブで上手くいかないなら、
せめて以前みたいに__。
自宅でゆっくり遊べば、空気も変わるかもしれない。
名案だと思いました。
小学校1年生からずっと、仲良し3人組。
何度も我が家で遊び、
笑って、
お菓子を食べて、
ゲームをして。
そんな時間を、
私はちゃんと知っています。
だから娘も、
まだどこかで信じていたんだと思います。
“前みたいに戻れるかもしれない”
と。
そして娘は、
勇気を出して誘いました。
「週末、うちに遊びにおいでよ」
しかし__。
返ってきた反応は、
あまり良いものではありませんでした。
はっきりとは言われなかったけれど…。
要約すると__。
「あなたと遊んでることが、他の子に知られると面倒だから」
女子あるある。
…ですよね。
私は、
理解できてしまいました。
むしろ、
その二人を“賢いな”と思ってしまったくらいです。
女子社会って、
空気を読む世界だから。
誰と仲良くするか。
誰と距離を置くか。
それだけで、
自分の立場も変わってしまう。
だからあの子達も、
きっと自分を守っていたんだと思います。
でも…。
娘は違いました。
娘の中では、
まだ「楽しかった頃」が終わっていなかった。
小1から積み重ねてきた時間。
笑った記憶。
仲良くしていた日々。
その思い出を、
現実がどんどん上書きしていく。
そのスピードに、
娘の気持ちが追いついていないように見えます。
小学生女子の仲間外れにおいては、
“嫌い”をハッキリ伝えてもらえたほうが…。
まだ、楽なのかもしれません。
本当に苦しいのは__。
昨日まで普通だった関係が、
急に静かに終わること。
しかも、
誰も悪者にならないまま。
女子社会って、
そういう怖さがありますよね。
小学生女子の仲間外れは、“悪意だけ”ではない
正直…。
私は今でも、
相手の子たちを完全に悪者だとは思えません。
もちろん、
娘は傷つきました。
でも…。
女子グループって、
本当に不思議なんです。
人数。
空気。
距離感。
その時々の相性。
ちょっとしたバランスで、
簡単に崩壊する。
しかも、
本人たちに強い悪意がないことも多い。
だからこそ、
余計に苦しい。
誰も悪いわけじゃない。
でも、
確実に一人だけ苦しくなる。
母親として、“逃げ道を用意する覚悟”を決めた
娘は現在、
小学校高学年です。
今回の件で、
私はひとつ心に決めたことがあります。
もし今後も、
教室や学童クラブで仲間外れが続くようなら__。
フリースクール。
転校。
別地区の中学校。
本気で検討しています。
もちろん、
「逃げ」だと思う人もいるかもしれません。
笑いたければ、
笑えばいい。
“過保護”と眉をひそめるかたもいるでしょう。
長い人生。
時には、
休憩も回り道も必要だと思うのです。
やれるだけやって。
頑張れるだけ頑張って。
それでも環境が変わらないのなら、
場所を変えてもいい。
親子で、
そう腹を括れたことで__。
少しだけ、
呼吸ができるようになりました。
「やるだけやってダメなら、帰っておいで」
「あなたの居場所は、そこだけじゃない」
子どもの世界は、
大人が思う以上に狭くて、
残酷で…。
けれど__。
これからの先々で、
出会う人達によって世界が変わることも、
本当にあります。
今はまだ苦しくても、
“今いる場所がすべてじゃない”
それだけは、
娘にも忘れないでいてほしいと思っています。





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