「推し活なんて、うちにはまだ関係ない。」
少し前まで、そう思っていました。
推しのグッズを集めたり、ライブに行ったりするのは高校生や大人の話。
少なくとも、小学生の娘にはまだ早いと思っていました。
ところが__。
我が家には小学校高学年と中学生の娘がいます。
気付けば2人ともVTuberが大好きになり、
日常会話の中心にはいつも“推し”がいます。
推しがいること自体は、悪いことではありません。
好きなものがあることは素敵なことですし、
人生を豊かにしてくれる”力”もあります。
ただ__。
親として応援したい気持ちと、不安になる気持ち。
その両方を抱えながら、
私は今も「どこまで支えるべきなのか」を考え続けています。
今回は、小学生女子の推し活を見ていて感じた_。
お金・SNS・価値観のリアルを書いてみようと思います。
小学生女子の推し活は想像以上にお金がかかる
私が最初に驚いたのは金額でした。
小さい頃のお買い物といえば、
- 数百円のお菓子
- 文房具
- シール
- ガチャガチャ
その程度だったと思います。
ところが推し活が始まると…。
世界が一変します。
700円くじを20枚引きたいと言われた日

コンビニで見かける一番くじ。
1枚700円。
娘は当然のように言います。
「20枚くらい引きたい」
計算すると14,000円です。
親からすると…衝撃的な金額です。
ですが本人にとっては、
「推しを引くために必要なお金」
とのこと__。
金額よりも結果の方が重要な様子。
5万円遠征を当たり前のように語る娘

ライブの抽選に応募したこともあります。
もし当選していたら、
- チケット代
- 交通費
- 宿泊費
- グッズ代
合わせて約5万円。
もちろん実際には落選しました。
ですが驚いたのは金額ではなく、
娘がその金額を特別高いとは感じていなかったことです。
推しに会えるなら行きたい。
その気持ちはよく分かります。
ただ親としては、
「5万円って簡単に出てくるお金じゃないよ」
と思わずにはいられませんでした。
メルカリが変えた「欲しいもの」の価値観
娘の推し活で私が一番悩んでいるのは、実はココです。

定価700円の商品が3000円でも欲しい
一昔前なら__。
「売り切れてたなら仕方ないね」
で終わった話。
でも、今は違います。
ネットを開けば誰かが出品しています。
娘は言います。
「3000円なら買えるじゃん」
確かに買えます。
でも私には…。
違和感しかありません。
お金さえ出せば手に入る感覚への不安
メルカリは便利です。
親としても__。
コンビニ限定イベントの際は、
それこそ市内中のコンビニを親子で駆けずり回ることもあったので…。
正直、助かる部分もあります。
けれど…。
「欲しいものは、お金を出せば必ず手に入る」
そういう感覚が、小学生のうちに身についてしまうことが怖いのです。
我慢すること。
諦めること。
待つこと。
それこそが、自身の人間力を高める大切な経験だと思っています。
「推しが同じ人に悪い人はいない」は本当なのか
もう一つ心配なのがSNSです。
LINEオープンチャットの始まり
我が家で”LINEオープンチャット騒動”が起こったきっかけも推し活でした。
最初は純粋な情報収集。
ライブ情報。
グッズ情報。
動画情報。
そんな話題から始まります。
でも気付けば__。
知らない人とのやり取りが、
当たり前になっていました。
情報収集が危険に変わる瞬間
子どもはあまりにもわかりやすく、大人の話を信じます。
「推しが同じ人」
というだけで安心してしまう。
「推しが同じ人」
というだけで、その人は”知らない人”から外れてしまう。
だから__。
怖いのです。
「お母さんが交通事故に遭ったから、
いっしょに病院へ行こう!」
「あっちに、子猫がたくさんいるから見にいこう。」

令和っ子小学生高学年女子は、
この手の甘い言葉には全く惹かれません。
徹底された防犯教室のおかげで、
数秒後には防犯ブザーを鳴り響かせながら、猛ダッシュしていることでしょう。

けれど、
この場合はどうでしょう?
「推しが同じ人」からの__。
「昔の限定グッズ見せてあげるよ」
「レアアイテム持ってるよ」
「何人かで集まって、ライブ鑑賞しようよ」
きっと__。
制限が多い子どもほど、
魅力的に聞こえてしまうのではないでしょうか?
目を輝かせ、それこそ尊敬の眼差しすら向けて…。
頷く娘の姿が私には見えます。
どうか、気をつけてください。
これらは充分に警戒すべき言葉です。
推しが同じだから安全。
それらは決して、イコールではありません。
▼我が家で実際に起きたLINEトラブルはこちら
上の兄弟がいる家庭といない家庭の差
これは我が家、特有かもしれません。
同級生の推しと娘の推しは違った
下の娘は上の娘の影響を強く受けています。
同級生が好きなアイドルやアニメには興味を示さず、
中学生の姉が見ているYouTubeやVTuberに興味を持ちました。
もちろん悪いことではありません。
でも親として悩むこともあります。
年齢相応とは何だろう
動画によっては、
- 過激な言葉
- 性的な表現
- 過度な露出
などが含まれています。
中学生なら”笑い”として理解できる内容でも、
小学生にはまだ早いのではないか…。
そう感じることが、多々あります。
ただ、
「ダメ」
と言うだけでは伝わらない。
年齢相応とは何なのか。
今も答えを探しています。
親が一番気になるのは、推し活ではなくお金の価値観
結局のところ、
私が本当に心配しているのは推し活そのものではありません。
お金の価値観です。
その1万円を稼ぐために親は何時間働くのか
子どもにとって1万円は数字です。
でも親にとっては違います。
仕事で頑張って得た収入。
疲れた体、嫌なことがあっても我慢をした”時間”の対価。
毎日がその積み重ねです。
娘が推し活で軽々しく溶かしているお金は、
簡単に手に入るお金ではありません。
お年玉は軍資金ではない
我が家は年俸制のお小遣いです。
支給日は年始1月1日。
お正月に頂くお年玉も年俸に含まれます。

お年玉には__。
身近な親戚の愛情がたくさん詰まっています。
美味しいものを食べてほしい。
友達と遊んでほしい。
本を読んでほしい。
勉強に使ってほしい。
それぞれの想いがあります。
だから私は伝えています。
「お年玉は軍資金じゃない」と。
ランダム商品で推し以外が出た瞬間、
ゴミのように扱う姿を見ると悲しくなります。
そのお金には、
みんなの愛情が込められていることを…。
忘れないでほしいのです。
我が家では、お小遣いをただ渡すのではなく「年俸制」という考え方で管理しています。
▼我が家のお金教育はこちら
我が家が決めた推し活ルール
推し活は否定しない
好きなものがあることは素晴らしい。
それは人生の活力になります。
だから私は応援したいと思っています。
でも、身の丈は忘れてはいけません
今の推しが永遠とは限りません。
数年後には別の推しが登場しているかもしれません。
だからこそ、
今しか見えなくなるほどのお金を使ってほしくない。
推し活は楽しく。
でも無理なく。
身の丈に合った範囲で。
それが我が家の考えです。
まとめ|推し活よりも大切にしてほしいこと
推し活を否定したいわけではありません。
むしろ好きなものがあることは、とても幸せなことだと思っています。
ただ、
そのお金がどこから来たのか。
誰がどんな思いで渡してくれたお金なのか。
それだけは忘れないでほしい。
推しはいつか変わるかもしれません。
でも__。
お金の価値観は大人になっても残ります。
だから私は今日も、
「推し活を応援したい親」と
「少し心配な親」の間で揺れながら、
娘たちの成長を見守っています。




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